民話:土肥金山と棺桶 〜江戸時代に出世した大久保長安が金山の欲に溺れて転落した民話〜

 

土肥金山にはかつて大久保長安という金山奉行がいました。
この民話はその長安の栄華と転落のお話です。

 

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土肥金山と棺桶

江戸時代の徳川家康が治める慶長のとき。
佐渡と並ぶ金が取れる事で有名だった土肥金山の金山奉行に大久保長安がいた。

 

長安は甲斐の国に猿楽大夫の次男として生まれ、数学や科学が得意であった事から鉱山の仕事に取り組んでいた。
前任の金山奉行が不正で交代したのが大久保長安である。

 

徳川家康は天下を取るためにも金銀の採集が必要だと考え、ここに抜擢されたのが長安だった。
長安は家康から命を受け、佐渡や伊豆を巡り、家康に採取した金銀を献上した。

 

大変質が良かったのが土肥金山であり、のちに土肥金山は大きく発展する。
長安は家康に気に入られ、大出世をし金山奉行に就任した。

 

長安は大久保姓を与えられ、土肥や湯ヶ島などの金山採掘に精を出した。
土肥は大きく発展し、職人や商人、酒屋、医者、鍛冶、芸人など多くの人が集まっていた。

 

しかし、長安はしだいに知恵をめぐらせて不正を働き私腹をこやすようになってしまった。
この後、土肥金山の採掘も減り、長安は「わしが死んだときには金の棺桶におさめてくれ」と残し、この世を去った。

 

家康はこの遺言を禁止し、不正を調査し、財産を没収し、一族は斬首の刑に処される事になった。

 

土肥では昔から不思議な光りを放つ山として知られていた。
長安はその光りに魅了されて山を掘り続けたため山の神の怒りをかって身を滅ぼしたという。

 

 

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土肥金山には現在ギネス級の金に触れ・砂金取り体験ができる施設がある

土肥の国道沿いには土肥金山という施設が有り、こちらでは砂金取り体験やギネスに認定された金に触れることができます。

 

また土肥金山の中を歩くこともでき、江戸時代の人がどのように採掘作業をしていたかを窺い知ることができます。

 

実際に金を見ると魂が吸い込まれるように魅了されるものがあり、金の魔力というものは存在すると感じています。
これでは私も長安のようになってしまいますが(笑)、砂金採り体験や金を触れる良い経験になります。

 

西伊豆土肥の歴史や文化に触れられる数少ない施設でもあります。
土肥温泉に寄られる際には、立寄られることをおすすめします。

 

特にお子さんには珍しい体験ですから喜ばれるかもしれません。

 

⇒ 西伊豆の土肥金山は砂金取り体験も出来る素晴らしい観光スポットでした。通えばお金持ちになれるかも!笑