民話:三島の言成地蔵尊と小菊 〜参勤交代の列を横切った小菊が手を合わせて願ったものの…

 

これは伊豆三島に残る昔の民話です。
当時のお話ですが、現在読んでみると心が痛い思いです。

 

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三島の言成地蔵尊と小菊

かつて三島の宿を明石城主の松平若狭守が江戸へ向かう参勤交代の列を組み通っていたときのことです。
当時三島に住んでいた尾張屋源内の娘であった小菊が、向かい側に居た母親に呼ばれたと勘違いしてしまい、この参勤交代の列を横切ってしまいました。

 

江戸時代、この参勤交代の列を横切ることは御法度であり、この行動に松平若狭守が大変激怒しました。
小菊はその場で捕まえられて、本陣へ連れて行かれてしまいました。

 

町の役人や名主たちはなんとか小菊の命を助けてもらいたいと本陣まで願い入れ、玉沢の妙法華寺の日迅上人までもが頼んでも聞き入れられません。

 

小菊は「なんでも言い成りになりますから助けて下さい」と願ったものの、小菊は手打ちにされてしまった。

 

源内は鉄砲を持って箱根山近くの山に潜み、若狭守を狙って鉄砲を放ちました。しかし、若狭守はおらず、そのまま自害してしまったとのこと。

 

日迅上人も世の情けのなさに悲しみ、妙法華寺を去ってしまった。

 

このことがあってから「言成地蔵尊」は祀られています。

 

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現在の三島の言成地蔵尊付近

近くには「源平衛川」「三島大社」があり、最寄駅は駿豆線の三島田町です。

 

以後追加予定