修善寺の独鈷の湯は修善寺の象徴的な場所でもあります。
*修善寺の独鈷の湯は現在は入浴はできません。
江戸時代の嘉永6年(1853年)に出版された歌川広重の『六十余州名所図会』でもこの伊豆の修善寺が描かれています。
独鈷の湯の由来についてです。
病気を患った父親の体を洗っていた少年がこの川にいました。これを見た弘法大師が*独鈷杵(とっこしょ)と言われる尖っている杵型の仏具で岩を触れたところ、温泉が噴出しました。
川の冷たい水で体を洗っていた親子を心配した弘法大師によって、この独鈷の湯が出来たと言われています。
*独鈷杵は密教では煩悩を打ち砕く意味で利用される。独鈷杵は「鈷」が1つであるため独鈷杵であり、他にも三鈷杵(さんこしょ)や五鈷杵(ごこしょ)がある。
現在は観光用として解放されてます。