春には上の画像のような「満開の桜並木」が見どころになる若宮大路。
ここは源頼朝の歴史としてもここ若宮大路は忘れてはいけないスポットです。
若宮大路の見どころとしては
- 段葛の春の桜(第二の鳥居〜鶴岡八幡宮まで)
- 若宮大路のお店(鳩サブレの豊島屋など)
がありますので、春は段葛を、それ以外の季節はお土産店に立ち寄られると良いですよ。
若宮大路へ
まず由比ヶ浜の若宮大路
若宮大路は由比ヶ浜の国道134号線から鶴岡八幡宮まで続いています。
第一の鳥居付近の若宮大路
(画像準備中)
第二の鳥居付近の若宮大路
ここが鶴岡八幡宮の第二の鳥居です。
ここからは若宮大路の真ん中に段葛が表れます。
【名所】若宮大路の桜は名所クラスの絶景。
春にはこの段葛*に満開の桜の一本道が現れます。
桜がお好きな方は「第二の鳥居〜鶴岡八幡宮」を歩かれると良いでしょう。。
*段葛とは鎌倉時代に源頼朝が妻の北条政子の安産祈願のために御家人たちに造らせた参道のこと。上の画像の高くなった道のことで現在はこの第二の鳥居から鶴岡八幡宮まで続いている。(正確には明治時代までは由比ヶ浜からここ(第二の鳥居)までの道もありましたが現在は消失)
桜がこのままずっと鶴岡八幡宮の入口(三の鳥居)まで続きます。
春になるとこの道は見ごたえがあります。
春は若宮大路の段葛は鶴岡八幡宮まで満開の桜の道に。
ここは春の時期には是非行って欲しい場所です。
若宮大路の歴史
かつてはここから南側の第一の鳥居まで段葛があったようですが、明治時代のはじめになくなってしまいました。
この案内板にあるように若宮大路は源頼朝が北条政子の安産を祈願して北条時政ら御家人に命じたものです。
かつて1182年に源頼朝が北条政子の安産を祈願した記載が『吾妻鏡』には
”養和二年三月大十五日乙酉。自鶴岳社頭。至由比浦。直曲横而造詣往道。是日來雖爲御素願。自然渉日。而依御臺所御懷孕御祈故。被始此儀也。武衛手自令沙汰之給。仍北條殿已下各被運土石云々。”
とあり、かつて鶴岡八幡宮から由比ヶ浜まで造られていたことがかかれています。
この養和2年は1182年ですから若公(のちの源頼家)を出産する時です。
実際に『吾妻鏡』では
“壽永元年八月大十二日庚戌。霽。酉尅。御臺所男子平産也。”
と1182年に北条政子が男子を安産した記載があります。
現在は鶴岡八幡宮から一直線の道になっていますが、この付近はかつて湿地帯でした。
この道路の真ん中にある高くなっている道が段葛です。
ここは第二の鳥居近くで、このすぐ近くに「宇津宮辻子幕府」がありました。
宇津宮辻子幕府は源頼朝が開いた大蔵幕府の次の幕府で1225年に開かれたもので11年間で役目を終えます。
その後は若宮大路幕府として宇津宮辻子幕府から北に200m程の旧政所のあった場所に近い所で幕府を再度開きます。
鶴岡八幡宮近くの若宮大路
(画像準備中)
「若宮大路幕府」は「旧政所」に近い場所にあります。
かつての鎌倉時代は東側の小町大路が栄えていましたが、現在はこの若宮大路中心が特に栄えています。
若宮大路のお店
豊島屋
鳩サブレで有名な豊島屋。本店が若宮大路の第二の鳥居付近にあります。
・google map ⇒ アクセス
ちなみにこの豊島屋は由比ヶ浜の命名権を所有しており、由比ヶ浜の名前をそのまま残してくれた地元の企業です。
もし他の企業が命名権を所有していたら「ハンバーガー由比ヶ浜海岸」「こってりラーメン由比ヶ浜海岸」などのように企業名がついた海岸になっていたかもしれません。
昔懐かしの味がする鳩サブレー。
バターの風味があり、甘すぎず食べやすいお菓子なのでお土産に最適。