箱根の高級旅館である箱根 強羅白檀の大文字一望テラスの露天風呂付き客室「遥」に宿泊しました。
私の感想は「また行きたい素晴らしい高級旅館」です。
11月の紅葉の時期だったため、客室からの景色も色鮮やかでした。
【Youtue動画】強羅白檀のYoutube動画
動画で見たい方はYoutube動画があります。
まず「感想まとめ」箱根 強羅白檀は露天風呂付き客室が素晴らしい高級旅館でした。
私の感想として強羅白檀は…
- 客室を漂う白檀の香り、手に馴染むような食器の美しさ、早朝の鳥のさえずり、肌を温める温泉、厳選された食材など箱根の自然の中で五感を感じられる要素が多い
- ロビーや客室に入った時の白檀の香りが素晴らしい(逆に言えば嫌な人もいるかも)
- 客室の備品(ドライヤー)やアメニティは非常に良質な物が使われている。
- ロビーのお茶や紅茶も無農薬の有機栽培やノンカフェインが用意されており上質で品がある
- 源泉掛け流しの客室露天風呂は硫黄の香りがあり、ポカポカと温まりの良い温泉
- 客室露天には湯かき、加水用の蛇口、虫取り網など用意があり十分温泉を楽しめる
- 道路が近くにあるが自動車音はほとんど気にならない静寂な立地
- 朝はカラスや鳥のさえずりが聞こえる自然が豊かな別荘地にある
- 料理の器や陶器も上品で綺麗で目も楽しませてくれる、さらに持ちやすい物が使用されている。
- ウニはミョウバンの苦味がなく、本マグロの脂もしつこくなく、塩水ウニや天然本マグロを使用していると思う。またわさびは料亭などに卸される真妻わさびを使用することから、食材の一品一品が深く探求されていると感じる
- 朝食は南魚沼産コシヒカリを提供するなどブランド米の中でも最高級品を使用していた
- 料理は出汁がしっかりとしているため薄味でも最後には満足感と満腹感がある
- 接客態度は素晴らしく、配膳の所作や食材の知識も豊富だった
- 配膳の際にはもう1人の仲居さんがすぐ見える位置で待機しているため、不足の事態にすぐ対処できる工夫がされていた
- 客室に硬い使い捨てペーパー、個室食事処にティッシュがあるとさらに良いと思った
- 朝食の土鍋ご飯は硬めで個人的には美味しかったが、高齢者や歯が弱い人はやや食べにくいかも
そこから考えて、強羅白檀はこんな人におすすめできると思います。
- とにかくのんびりと過ごしたい
- 客室露天風呂で源泉掛け流しの温泉を堪能したい
- 料理の食材の上質さや器の上品さを楽しみたい
- 箱根の自然の中で五感を取り戻したい
私から一言、
箱根では宿泊して欲しい高級旅館です。
宿泊するなら眺めの良い「遥」客室がおすすめです。
到着!紅葉が絶景のロビーと入り口
ここは箱根の二の平にある別荘地に静かに佇む強羅白檀。
宿の外観はもちろん、別荘地だけあって静寂に包まれています。
もともとは東京都三鷹市の保養所であり、それを改装した建物です。
ロビーからは絶景が広がります。
これは2階から撮影した写真で、1階の椅子とテーブルでウェルカムドリンクなどを頂きます。
ちょうど11月の中旬であったため紅葉が絶景でした。
強羅白檀はロビーの大きなガラスの向こうに広がる紅葉の景色も素晴らしい。
ロビーの照明もオシャレです。
非常に開放感があり、雰囲気の良さには圧倒されます。
ロビーの窓の向こうには箱根連山。
紅葉の向こうには「箱根大文字」と宮城野別荘地が見えます。
またロビーは白檀の香りが漂う良い香りです。
檜とは違った円やかな優しい香りがロビーに広がり、旅の疲れもリラックスできます。
広がる色鮮やかな紅葉の景色、疲れを包み込むような優しい香りなど、ロビーに入ってすぐに人間の「五感」の部分を刺激されます。
ウェルカムドリンクの抹茶です。
苦味もなく美味しいものです。
こちら茶菓子です。
たぶん箱根宮城野にある孫三総本家のお菓子かと思います。(違ったらごめんなさい)
次に感動したのはこちらのおしぼり。
綺麗に重なっているので口を拭いた時にも畳みやすくなっているのに感動です。
抹茶を飲んだり、茶菓子を食べるとおしぼりで口元を拭くことがあります。
その際におしぼりの口を拭いた部分は汚れてしまうので内側に隠しますが、通常のおしぼりのたたみ方だとそれができずに面倒なんですよね。
この重なったおしぼりなら内側で口元を拭いて畳むだけで汚れた部分を隠せます。
女性の場合、色の濃い口紅なども内側に付くので気にせず使えると思います。
すでにウェルカムドリンクの段階で感動しました。笑
そしてロビーにあった紅茶やお茶。
無農薬栽培のノンカフェインの天の紅茶は美味しかった。(また飲みたい)
また嬉野紅茶も置いてあります。(忘れて飲めませんでした)
客室にはエスプレッソマシンにケニア紅茶があるのですが、こちらはお茶や紅茶にも拘っている印象を受けます。
茶菓子を食べてすぐに客室に案内されました。
次は客室へ行きます。
客室露天風呂付きの「遥」に宿泊(1日目)
今回宿泊した客室は「遥」です。
大文字一望デッキのある客室露天風呂付き客室です。
こちらの扉もまた白檀なのでしょうかね。
入るとすぐ左に陶器が。
香炉かな?
よく見ると桜の絵が描かれて綺麗です。
ちなみに強羅白檀は館内はサンダルでの移動です。
ロビーに入る前の玄関で靴を脱ぎ、館内はサンダル移動になります。
このサンダルは土踏まずが盛り上がっており、非常に歩きやすいです。
ちなみに白檀は「Sandalwood」といい、館内の売店でこのサンダルが販売されてます。(歩きやすいので本当に買いたいと思いました)
客室に入ると目の前にはテラスと露天風呂、広縁、居間があります。
そして、何よりも「良い香り」がします。
ロビーと同じような白檀の香りでしょうか、非常にリラックスできる香りです。
では、1つずつ紹介していきます。
客室露天風呂(源泉掛け流し)
まずは感動した客室露天を紹介。
テラスに出ると大きな客室露天風呂があります。
大人なら頑張れば6人は入れるほどの大きさです。(どんな状況笑)
1人でも十分な大きさで足を伸ばしてリラックスできますし、家族や夫婦でも入れるほど大きい。
伊豆石か御影石など花崗岩の客室露天風呂なのか、浴槽はややツルツルした印象です。
客室露天風呂側からテラスを見た画像です。
青き空と箱根連山、鮮やかに色づく紅葉が見えます。
客室の広縁から撮影。
温泉に浸かって熱くなったらテラスで涼むこともできますよ。
客室露天風呂の入り口は広縁の右側にあります。
客室の広縁からも露天風呂へ行けますが、シャワー室からも行けます。
サンダルが置いてあるので、このサンダルでテラスに出れば足が汚れません。
またタオルが敷かれているので、客室が汚れないように工夫がされていますね。
(このサンダルも履きやすい)
この扉を開けると客室露天風呂やテラスに出られます。
「ギィッ〜」とやや音がします。
客室露天は「硫黄」の香りが結構します。
客室からテラスに出ると「プ〜ン」とTHE 温泉らしい硫黄の香りを楽しめます。
大涌谷を旅行されたかたはわかるでしょうが、あの硫黄の香りをやや弱めたような香りが客室露天風呂の周辺を漂います。
露天風呂は段差があるので入りやすくなっています。
また手すりがあるので、高齢者のかたでも滑らないで入れると思いますよ。
これが湯かきです。
お湯を混ぜて湯を冷ますときに使用します。
こちらは源泉の温度が80度〜90度ほどあり、客室は50度ほどの温泉が掛け流しになっているとのこと。
私が手を入れて「やや熱い」と感じたので、必死に湯かきで混ぜていました。(結構楽しいです笑)
ここから客室露天風呂の温泉が流れています。
ずっと掛け流しで温泉が流れる音がします。
この蛇口で加水をすることができます。
私にとっては「やや熱めの温泉」なので、入る前に湯かきをして加水して入ったらちょうど良かったです。
虫取り網です。
箱根は森の中にある温泉旅館も多いので、やっぱりカナブンやカメムシは多いです。
この画像は夕方の静かな時間帯に温泉に浸かった目線です。
夕日を浴びる箱根連山とテラスの向こうの紅葉を眺めながら、掛け流しの温泉の音と鳥のさえずりを楽しみました。
ちなみにこの画像のように温泉は無色透明です。
私が目視した限りでは湯の花や白濁はありませんでした。
泉質はポカポカと温まりが良い印象の温泉。
しっとりやとろりとした肌触りの温泉ではなく、さらっとした肌触りをしています。
また硫黄の香りがしっかりとする温泉です。
「THE 温泉」「温泉の王道」といった感じの温泉です。
紅葉が絶景のテラス
次はテラスの紹介です。
「遥」客室にはテラスがあり、大文字のある箱根連山や眼下に広がる紅葉や宮城野別荘地を眺められます。
テラスには椅子があります。
この椅子はしっかりとした網目になっており、座っていても疲れないです。
こちらにはリクライニングの椅子があります。
座ってみると…
このように箱根の紅葉を眺めながらゆったりと過ごせます。
テラスのガラスは透明なので、イスに座っていても景色が見られますよ。
この日は11月中旬です。
箱根の強羅地区は11月中旬〜下旬くらいが紅葉が綺麗なので、この時期はおすすめです。
大文字があるはずですが、カメラでズームしても確認できませんでした。
客室露天風呂とテラスは一体型。
温泉を楽しんだらテラスで休み、また温泉に浸かる贅沢な時間。
紅葉とテラスが美しい。
強羅白檀は「遥」客室が開放感もあり、おすすめですよ。
ちなみにこの後紹介する2日目の朝のほうが紅葉は綺麗です。
リビング
リビングルームの紹介です。
入り口のドアを開けるとリビングがあり、部屋に入った瞬間に「良い香り」が漂っていることに気がつきました。
客室は非常にシンプルな和風のデザインです。
豪華さや華美でもなく、私も落ち着いて過ごすことができます。
ここは畳敷になっており、和風の居心地の良い空間。
大変落ち着きます。
画像の奥に見える障子は右から洗面所、シャワー室です。
2枚閉めるとこの部屋から見えないので、プライバシーの保護になります。
左の障子は3枚有り、左2枚が広縁を隠す障子、1枚が客室露天風呂を隠す障子になります。
障子を全て閉めれば客室からお風呂やシャワーが見えなくなります。
「テーブルも白檀かな?」と思います。
客室の広さは大人2人なら十分、それ以上ならやや窮屈かもしれません。
大人3人の場合はこの畳の上に布団を敷くので、ゆとりはそんなに無いかと思います。
居住性が気になる家族の場合は、もうちょっと広いタイプのお部屋のほうが良いかもしれません。
お菓子です。
まあ美味しいです。
畳敷なのでやっぱり落ち着きます。
画像の左の物は灯りで、コンセントにさせば使うことができます。
座布団と椅子も座りやすい。
この画像の右側の袋はロビーで作った物です。
良い香りがします。
今回宿泊した「遥」の鍵です。
画像の右側の鍵には「強羅白檀」と書かれています。
書きやすいペンです。
電気香です。
こちらがお香。
良い香りがするのでつけてみると良いですよ。
こちらがテレビです。(BSも映るが、CSは不明)
壁には絵画などがないシンプルな客室です。
このタブレットで旅館の料理の追加メニューやお酒、宿に関するよくある質問などを調べることができます。
エスプレッソマシンの使い方もこのタブレットで調べられます。
確かこの日の料理の追加メニューは
- 松坂牛のフィレステーキ
- 松坂牛のサーロインステーキ
があったと思います。
画像の右から、空気清浄機、灯り、ゴミ箱です。
こちらの宿は「木(たぶん白檀)」を使用したものが多いです。
リビングの天井は高めで圧迫感がなく、居住性が良いです。
この「遥」客室は面積は広くはないのですが、天井が高いからか過ごしやすいです。
入り口から入ってすぐ上のエアコンです。
宿の口コミに「エアコンがうるさかった」とあるので、人によってはやや音が気になるかもしれません。(私は平気でした)
ちなみに強羅白檀のある箱根の二の平地区は標高が高いので朝晩は冷えます。
入り口のドアをリビングから撮影した画像です。
このドアだけはやや低めなので、身長が190cm程あるとぶつかるかもしれません。
入り口から入って左のクローゼットです。
この白い物はバスローブだと思います。
そしてカゴ。
たぶん大浴場へ行く際に使うものかな?
そしてこのクローゼットの下の引き出し。
ここには浴衣が入っています。
これが足袋です。
秋の箱根は意外と冷え込むので、早朝のテラスに行く時は履いていました。
強羅白檀は「女性の選べる浴衣サービス」など有っても良いかと思いました。
ベッド
入り口から入ってすぐ右のベッドです。
こちらには2つのツインベッドがあります。
ベッドの下に黒い段が設けられているので、なにかとついつい寝転んでしまいます笑
これが多分抱き枕?かと思います。
横向きで寝る癖がある人は、この抱き枕を使うと結構寝心地が良いですよ。
ベッドの上には「逍遥自在」と書かれた額縁。
この4文字熟語の意味は自由を優雅に楽しみ謳歌することです。
「あれ、『聖山書』って何かな〜?」と思ったのですが、中国や日本の歴史書でもあまり聞かないので。
1つは薄めの枕、もう1つは厚めの枕です。
お好きなほうを使うことができるので、自宅から枕を持ってくる必要はありませんでした。
ベッドの照明もオシャレです。
1つは吊り下げられた照明、もう1つはベッドの頭上にある間接照明です。
こちらの間接照明は就寝時に利用しました。
程よく明るいので寝つきやすいです。
こちらは天井から吊るされた照明。
和紙のような和風のデザインで穏やかな灯りです。
壁にもよく見ると和風の模様があります。
ベッドにはコンセントが2つあります。
スマホの充電もできます。(テレビ横の箱にスマホの充電器がいくつかありました)
こちらがベッドの照明のボタンです。
強羅白檀は東京都三鷹市の保養所を改装したためか、客室の照明ボタンだけやや古いデザインの印象を受けました。(私は大きくて押しやすいので気になりませんが)
出来れば「客室の調光」ができるタイプだと、もう少し就寝時は灯りの調節が楽かと思います。
次はベッドで寝てみた画像です。
照明の灯りが壁紙の模様を穏やかに浮かび上がらせているのがわかります。(画像の右の壁紙)
画像に見える黒い物はオーディオか何かかと思います。
ベッドに寝た状態でリビングを見ます。
リビングはやや照明が強いので、就寝時は消された方が良いです。
ちなみに寝る時は客室の灯りを全部消灯して、客室露天風呂だけを点けておくと丁度良かったですよ。
お好みがあると思いますから、参考にどうぞ。
この照明も消された方が寝やすいかと思います。
ベッドに仰向けて寝た状態。
「この木も白檀かな〜」と思いました。笑
洗面所
次に洗面所です。
客室に入って右側にあり、段差がないのでつまずくこともありません。
左側にはシャワー室、右奥にトイレがあります。
先程、書いたようにこのシャワー室と洗面所は障子をリビング側から閉めることができます。
鏡は非常に大きいデザインです。
顔以外にも上半身までしっかりと映る大きさです。
こちらの照明も和風のデザインで落ち着きます。
強羅白檀は優しくシンプルなデザインが多いです。
洗面所も天井が高め。(この木も白檀かな?)
固形の石鹸?と引き出しがあります。
引き出しを開けてみます。
画像の右から綿棒・何か忘れてしまいました・爪切り?があります。
こちらの袋には歯ブラシなどが入っていました。
洗面所のアメニティです。
MIKIMOTOのアメニティです。
アメニティは画像の右から美容乳液、化粧水。
こちらもアメニティの画像です。
右から化粧水、洗顔料、メイク落とし(オイル)です。
私は男性なのでよくわかりませんが、女性は気に入られるのでは?と思います。
こちらが洗面台です。
洗面台が大きいので歯磨きなども使いやすいです。
ただ蛇口の使い勝手はちょっと悪いかもしれません。
このデザインの蛇口は、水を出すときにややストレスに感じるかもしれません。
またハンドソープはやや出しにくく、出ても少量なので何度か押しました。
私はそれほど気になりませんが、気になる人はいると思います。
洗面所の右手奥の棚の上段です。
こちらにコーヒーカップや茶器などがあります。
先程のロビーの画像で紹介した「天の紅茶」はこの茶器を使用して客室で頂きました。
この画像が右からエスプレッソマシン、お水、電気ケトル、割り箸です。
十分揃っていました。(割り箸は冷蔵庫のところてんで使用します)
こちらが鏡です。
コンタクトやお化粧で使えます。
こちらを開けると冷蔵庫があります。
1つ付け足すなら「硬いキッチンペーパー」のような使い捨てタイプがあると良いと思いました。
手を洗った時にタオルよりも使い捨ての硬いティッシュを使いたいので。
これが洗面所とシャワー室、客露天風呂の照明とシャワー室の換気扇のスイッチ。
先程書いたように、就寝時は客室露天風呂の照明だけ点けて障子を閉めると寝やすかったですよ。(参考にどうぞ)
こちらにはドライヤー、バスタオルがあります。
小さなビニール袋が入っていました。
このビニール袋は大浴場などに行くときに使うのかと思います。
「強」で使用しても手に程よい温度の温風が来るので気持ちが良い。
我が家は高熱なので手が熱くなりますが、この日立のNANOSILKYドライヤーは良いと思いました。
冷蔵庫の飲み物と食べ物
冷蔵庫の中身です。
アサヒ烏龍茶やミネラルウォーター、サイダー、アサヒ生瓶ビール、ところてんが入っていました。
料金は無料です。(追加の場合は料金が必要とのこと。)
ところてんです。
温泉に入った後に食べるとさっぱりして美味しいです。
エスプレッソマシーン
エスプレッソマシンです。
コーヒー、エスプレッソ、ケニア産紅茶があります。
後述しますが、ケニア紅茶は味が濃くやや苦めなので、ミルクティーにすると美味しいです。
トイレ
洗面所の右手奥には御手洗があります。
入るとすぐに「ウィーン」と自動で開閉しました。笑
便座の自動開閉や蓋(便座を含めた)の自動開閉機能があり、大変便利です。
シャワー室
シャワールームです。
綺麗ですし、床のタイルはぬめりなどもなく清潔でした。
ちなみにこのシャワー室は温泉ではなく、真水とのことです。
使いやすいシャワーです。
いちおうこちらも使えます。
シャンプーやボディソープなどもMIKITOMOです。
個人的な感想としては、非常に香りが強いシャンプーとボディソープでした。
普段旅館に行くと「馬油」のシャンプーやボディソープが多いので、今回のMIKIMOTOの香りの強さにはビックリしました。
フロアマップ・館内案内
強羅白檀のフロアマップ・館内図です。
今回宿泊した「遥」客室はロビーからすぐの客室で、眺望の素晴らしい角部屋です。
今回宿泊した「遥」は大人2名でちょうど良い大きさですので、さらに人数が多い場合は広い客室が良いかと。
1階の「萬」客室や2階の「湧」客室など広めのほうがリラックスできると思います。
この客室は大浴場が地下にあるんですね。
ロビーラウンジではお茶やコーヒー、デトックスウォーターなどが飲めます。
またナイトドリンクサービスやモーニングシャンパンサービスもやっているようです。
私は行かなかったので、お好きな方はぜひ行ってみてください。
客室の選び方
眺めの抜群に良いのは「遥」客室です。
ただ他の客室についても書いておきます。
この画像の赤い部分が宿の入り口です。
一部の客室が入り口側にあるので、宿泊者の方の中にはやや気になる方がいるかもしれません。
この画像のように強羅白檀は一部の客室(仗・露・霧)が入り口側にあります。
この画像は2階の客室で、この画像の赤い部分が宿の入り口です。
湧と然の客室は入り口側にあります。
この画像は強羅白檀の入り口です。
入り口の付近から客室は見えませんが、気になる方は上記で挙げた客室は避けて、他の客室を選んだ方が良いかと思います。
また大人2名の夫婦なら「遥」で十分ですが、家族旅行や子連れならもう少し大きめの客室を選んだほうがゆったりと過ごせます。
食事(夕食)は懐石料理
夜のロビーを通って夕食の会場に向かいます。
半個室の食事処でプライバシーは確保されています。
お酒やワイン
入り口にあるお酒です。
ワインや日本酒などがあり、食事で頼むことができます。
お食事所は半個室
食事処は半個室です。
天井の部分が共有になって仕切りだけの個室なので、他のグループの会話なども聞こえてきます。
他の宿泊者にお子さんがいれば、声が気になる方もいるかも。
ブランケットがあります。
非常に用意が良い旅館です。
ただティッシュが無かったのであると良いかと思いました。
夕食のメニュー
夕食のメニューです。
強羅白檀の夕食は懐石料理で、1品ずつ運ばれてきます。
先付け
先付けです。
箸置きもデザインが良いです。
ただこの箸置きはゆっくり置かないと落ちます。笑
私はそそっかしいタイプなので、お箸を床に落としてしまいました。笑
まず先付けの「胡麻豆腐 蒸しウニ レッドソレル 美味出汁」です。
蒸しウニが美味い!
ウニはミョウバンの苦味もなく、良い素材を使っています。
胡麻豆腐はまろやかで口当たりが良いです。
レッドソレルはハーブですね。
美味出汁は薄めの味付けですが、しっかりとしています。
強羅白檀の食事は、どれも出汁がしっかりとしているので、味付けが薄めでも十分な満足感・満腹感に満たされます。
前菜
前菜です。
もみじと容器の色合いが秋を感じさせてくれます。
重ねを外すとこんな感じです。
前菜の京水菜と榎のお浸し。
出汁が上品で美味しい。
前菜の生シラスの沖漬け。
生シラスの臭みはなく、食べやすい。
またお酒や味醂の香りも強くなく、自然に食べられます。
前菜の甘栗甘露煮(画像の奥)。
手前の器は左から海老網揚げ、松葉そば、零余子糁薯、カマス幽庵焼き、紅しぐれ大根と乾酪の串うちです。
甘栗甘露煮は、甘すぎず食べやすい。自然な甘さをしている。
海老網揚げは、エビの香りがあり、衣の歯応えが柔らかく食べやすい。
松葉そばは、特筆なし。
零余子糁薯は、特筆なし。
カマス幽庵焼きは、柔らかくふっくらとした食感で臭みなく美味しい。
紅しぐれ大根と乾酪の串うちは、乾酪(チーズのこと)が燻製のようで、濃厚でスモーキーで大変美味しい。
吸い物
右の器がお吸い物、左がお凌ぎです。
強羅白檀の食事で気がついたことは、食器が綺麗なものが多いです。
ロビーに陶器が複数ありましたが、持ちやすい物や綺麗で落ち着いたデザインのものが多いです。(後で画像貼っておきます)
お吸い物の清汁仕立て。
銀杏豆腐、大黒しめじ、ゆず、公孫樹麩です。
上品な味わいで、ほのかに柑橘系の香りが広がります。
今回、強羅白檀の食事で感じた特徴は汁物の風味が変わった料理が多かったです。
しめじが食感があり、大変おいしかった。
ここまで、栗や銀杏、しめじ、ゆずなど秋らしい食材が続いており、季節を感じられる献立になっています。
お凌ぎ
こちらがお凌ぎの十三里ごはんと胡麻塩。
この器は本当に綺麗だなと思いました。(売ってたら買いたい笑)
栗(九里)と何か(四里)を合わせて十三里とのこと。
餅米のようなモチモチした食感とサツマイモの香りが楽しめます。
味はお赤飯に近いかなと思います。
お作り
こちらがお作りのお刺身です。
強羅白檀の食事での接客は、まず一人の料理を下げて、新しい料理を配膳し、また1人料理を下げて、配膳していく過程を繰り返します。
手際も良く、料理の置き方も丁寧でしっかりした宿でした。
さらに料理を置くと一品一品、料理の説明をしてくれます。
料理名の由来や食材の特徴から最適な食べ方も教えてくれました。
例えば、この塩について。
この画像の右側は能登の平釜手造り珠州塩で、手作りであるため塩っけが強い。
そのため刺身には少量を乗せて食べるとちょうど良い、とのこと。
ちょっとした知識ですが、食材を美味しく食べるには必要な知識を教えてくれます。
こちらは薬味です。
画像にはありませんが、すりおろしたわさびです。
こちらのわさびは「真妻」です。
わさびは市販のチューブタイプの西洋わさびもあれば、本山葵もあります。
真妻は本山葵の中でも高級な物で、料亭や高級寿司店などに使われます。
お造りの大トロです。
口の中に入れるとまるで鉄板に乗せたラードのように溶けていきました。
余計な脂が無かったので天然物の本鮪だと思います。
或いは養殖マグロでも適切な処理がされているものです。
どちらにしても大変美味しい大トロで感動しました。
こちらが手前から平貝、アオリイカ、ボタンエビです。
平貝は歯応えがしっかりとある貝です。(黒くてダイヤの形をしたデッカイ貝)
そのためかやや小さめに切られており、食べやすい工夫がされていました。
アオリイカはモチモチとしていますが、隠し包丁が入っており食べやすい。
秋の箱根旅行だったので冬が旬のヤリイカが出るかと思いましたが、高級なアオリイカでした。
こちらがもみじ鯛です。
たぶん秋に獲れる真鯛のことだと。
真鯛は春が旬の魚です。
春の真鯛は「のっこみ」といって産卵に備えて沢山食べるので春が旬だと思いますが、秋の紅葉鯛は初耳です。
先程の珠州の塩に合い、食感がしっかりとしており丁度良い。
臭みもなく、余計な脂もなく、鮮度も良いので食べやすいです。
今の真鯛は養殖も多いのですが、甘味もあったので天然真鯛だと思います。
進肴
次は進肴です。
こちらの陶板で焼いていきます。
群馬県産の赤城山嶺牛のフィレステーキです。
付け合わせはポアロー葱・ジャガイモのインカの目覚め・侍椎茸です。
右は岩塩とわさび味噌です。
上の空いたお皿は焼けた後のお肉や野菜を乗せます。
フィレステーキなので脂がなく、非常に柔らかく食べやすい。
もしかすると脂の少ないフィレステーキを採用していることから、強羅白檀の客層はやや高めなのかと思います。
インカの目覚めは非常に甘くて美味しい。
ジャガイモというよりサツマイモのような甘さでした。
またポアローネギは甘く美味しく、侍椎茸も柔らかく美味しい。
ちなみにフィレステーキは先程のお作りで出た「真妻わさび」で食べると美味しいです。
蒸し物
次は蒸し物です。
こちらも器が本当に綺麗です。(これは欲しくなる…笑)
進肴のお肉が終わると仲居さんがお箸を交換してくれました。
蒸し物の蓮根饅頭、楚蟹、青梗菜、美味餡です。
楚蟹が蓮根饅頭の上に乗っており、饅頭の中の蓮根がシャキシャキして美味しい。
餡はとろっとして薄味ですが、出汁がしっかりとしています。
揚げ物
揚げ物のエビの柴揚げと南瓜餅。
エビの柴揚げの衣の食感がパリパリとして美味しいです。
この衣は湯葉を使った物で、柴のように見えることから柴揚げとのこと。
南瓜餅も甘みが少なめで、モチモチとして美味しい。
ご飯
ご飯と香の物、留椀です。
ご飯は茨城産こしひかり。
食べやすく甘味もあり美味しい。
箱根の隠し味、こんにゃくキクラゲとのこと。
甘味があり、シャキシャキした食感でご飯のお供に合います。
箱根の自然薯は聞きますが、キクラゲやこんにゃくは初めて聞きました。
この辺の物かな?
香の物
自家製の浅漬けです。
個人的には非常に美味しかったので、おかわりしたいくらいでした笑
自然な味で、余計な風味や嫌味がなかったので売っていたら買いたいと思いました笑
留椀
留椀の赤味噌仕立ての松茸糁薯です。
赤味噌は味が深く、濃厚で美味しい。
糁薯とは、魚の身を細かくし、出汁などで練り上げて蒸した物です。
これは松茸糁薯なので松茸を合わせて使った物かと思います。
デザート
最後にデザートです。
こちらの画像が右からガトーバニーユ、ラフランス、宮川早生です。
ラフランスは硬めの実ですが、甘さもあります。
宮川早生は味が濃く、濃厚で美味しい。
ガトーバニーユの中身には木苺とりんごのソースが入っています。
外側は上品な甘さで、味は濃厚にも関わらず、しつこさが全くなく食べやすいものです。
中の木苺とリンゴのソースは酸味が少なく食べやすい。
外側だけを食べたり、合わせて食べると美味しいと感じました。
冷菓
最後に冷菓のジャスミンティーソルベです。
さっぱりとした口当たりで、一口食べるとジャスミンティーの香りが口の中に広がります。
甘さがそれほど無いので、食べやすく飽きが来ない。
最後にお茶です。
強羅白檀の接客で夕食時に気がついたこと
強羅白檀の食事中の接客で気がついたのは、必ずもう1人の仲居さんが待機していることです。
これは結構感心しました。
半個室なので仲居さんが扉を開けると、その向こう側にもう1人待機しているのが見えます。
片付けや配膳の際にも扉の向こうの通路に立ってこちらを伺っているのが見えるので、いざというトラブルなどにも対応できます。
朝食でも同じです。
他の旅館では見たことが無かったので、これは素晴らしいと思いました。
ロビー散策
食後のロビーです。
綺麗な陶器が置かれています。
こちらはエレベーター前にある冷蔵庫。
抹茶やストロベリーのアイスが自由に食べられます。
夜の客室露天風呂とテラス
夜の客室露天風呂に入る
夕食後に客室に戻りました。
これから客室露天風呂に浸かろうと思います。
夜の客室露天風呂です。
テラスの外は何も見えませんが、露天風呂は照明があるので十分明るいです。
温泉の掛け流しの音が響きます。
夜の箱根は静かなので大変ゆっくりとできます。
晩秋や冬の夜は寒いです。
こちらの客室は画像奥のシャワー室から直行できるので寒くなくて便利です。
それでは温泉に入ります。
温泉に浸かった目線です。
頭は寒いですが、体は温かい状態です。(温泉の硫黄の香りがします)
テラス
夜のテラスに出てみます。
宮城野の別荘地の明かりが夜景になって綺麗です。
手前の紅葉はカメラでiso感度を高めたため写っていますが、目視では真っ暗です。
月明かりが綺麗です。
画像の右側の建物の明かりは「武蔵野別館」あたりの旅館だと思います。
暗くなったし、そろそろ寝よ。笑
紅葉が絶景!客室露天風呂付きの「遥」に宿泊(2日目)
おはようございます。
天気のいい朝になりました。
外は晴れて紅葉が綺麗です。
露天風呂とシャワー室です。
ひとっ風呂浴びたいと思います。
本当に紅葉が綺麗です。
朝の源泉掛け流しの客室露天風呂
硫黄の香りがする温泉露天風呂。
湯かきと加水をしたので入れる温度になりました。
「あ〜〜気持ちいい、極楽極楽♫」
朝日で木々が色鮮やかに。
朝は気温が低いせいか湯気が立っています。
朝風呂は気持ちがいいのでおすすめです。
テラスの紅葉
朝のテラスから見た箱根の紅葉です。
赤・黄色・橙・緑と様々な色が目に飛び込んできます。
本当に紅葉が綺麗だな〜。
イスに座ってボ〜っとします。
それでは、もう少ししたら朝食を食べに行きます。(夕食と同じ半個室)
ミニ雲海
朝はミニ雲海が見えました。
運が良ければもっと綺麗な雲海が見えるかも。
食事(朝食)
さて、朝食です。
昨日と同じ半個室でいただきます。
お目覚
お目覚のニンジンジュースです。
味が濃く、美味しいですが、やや沈殿してました。
サラダ
サラダです。
おいしいです。
ご飯のお供
個人的には大根のつけものがおいしかった。
ちなみに明太子や梅干しも美味しいです。
食器や木の器です。
シンプルでおしゃれなものが多い。
前菜
だし巻き卵。
薄めの味で朝からでも食べやすい。
右から塩辛、お浸し、柴蘇茸です。
塩辛は味が濃く、ご飯にあいます。
お浸しは薄めの味でお腹に優しい。
柴蘇茸は甘味があり、歯応えがあります。
塩辛と柴蘇茸が味が濃いめで、ご飯にぴったり合いました。
お作り
お造りのカンパチです。
歯応えがしっかりとして新鮮で美味しいです。
ご飯
ご飯は土鍋で炊いた南魚沼産のコシヒカリです。
この時は、やや硬めだったので苦手な人は苦手かもしれません。
朝のお椀は小さめなので、高齢者の方でも食べやすい量になっています。
仲居さんが土鍋を置いていってくれるので、こちらでおかわり自由です。
温物
温物の厚揚げの吉野煮です。
こちらは出汁も薄めで、優しい味をしています。
強羅白檀の朝食は、イカの塩辛と柴蘇茸以外は薄味が多かった気がします。
朝でも食べやすいようにしているのではないかと思います。
焼き魚
この陶板で焼いて食べます。
焼き物は「金目鯛の干物」です。
前日の夕食の際に翌朝の魚を聞かれます。
アジ・金目鯛・カマスだったので金目鯛を選びました。
金目鯛は身がふっくらとして脂があり、大変おいしかった。
お椀
魚のすり身を素麺にした田舎味噌仕立てです。
味は美味しいですが、普通の味噌汁が良いという方もいるかもしれません。
個人的には美味しかったですが、人によって意見が分かれる料理かもしれませんね。
デザート
デザートのフルーツ盛り合わせです。
手前から反時計回りにブドウ、パイナップル、宮川早生、なにか(失念)です。
ブドウは種があったものの大変甘くて美味しい。
パイナップルも甘く、宮川早生も味が濃くて美味しい。
忘れてしまった「なにか」ですが、味は濃厚で美味しかった。
サツマイモを練ったものだった気がしますが、ただ「何か」を忘れてしまいました。笑
プレーンヨーグルトです。
ヨーグルトに乗せて食べるグラノーラです。
半個室にあるブランケット
朝食の際にもブランケットが置かれています。
ただ半個室の朝食会場はそんなに寒くもなく、空調がしっかりとしていました。
ごちそうさまです。
のんびりとチェックアウトまで客室で過ごす
チェックアウトは11時なのでゆったりと過ごしたいと思います。
エスプレッソマシーンで作ったケニア紅茶をいただきます。
客室露天風呂と紅葉です。
紅葉の向こうに箱根連山が綺麗に見えます。
午前中はカラスや鳥のさえずりが聞こえます。
非常に静かな場所で時々、車の走行音が聞こえるだけの静かな別荘地です。
ベッドに座って外を眺めます。
もう1回露天風呂に入っておきます。
「あ〜極楽極楽♫」
滞在終了でチェックアウト
そろそろチェックアウトです。
ロビーの紅葉を背にして帰宅します。
素晴らしい時間でした。
特に客室露天風呂の温泉とテラスとロビーからの眺めは最高です。
強羅白檀は何度も足を運びたくなる旅館でした。
アクセス
箱根強羅白檀は二の平温泉の別荘地にあります。
箱根湯本方面から国道1号でアクセスする場合はユネッサンの交差点を右折し、734号選を走ります。
左にカーブを曲がり切った先を左折すると閑静な別荘地に入りますので、左側を見ながら走るとすぐ見つかります。
また箱根登山鉄道の小涌谷駅からの送迎もあるようです。
Google map ⇨ 箱根強羅 白檀