東京や横浜よりも一足早く秋を感じられる場所が芦ノ湖スカイラインです。
ここでは富士山が見える三国峠がある他、芦ノ湖や沼津市、駿河湾まで見ることができます。
他の観光地と比較すると、東京からも近くアクセスが良いので、少し気分を超えてドライブに行きたい時にも最適な場所です。
見所は富士山が見える「三国峠」ですから、ここで深呼吸と休憩をされると良いです。
- 三国峠は寄っておきたいスポット
- 冬季は凍結などに注意
- 富士山が見えやすいのは晩秋〜春の乾燥した日
芦ノ湖スカイラインとは
芦ノ湖スカイラインは箱根峠から箱根外輪山の峰を通り、箱根スカイラインの御殿場方面・芦ノ湖水門の仙石原方面へ繋がる高原道路です。
富士山が見られることから休日の気分転換のドライブや御殿場や仙石原方面に向かう方に最適です。
- 距離:10.7km(箱根峠〜湖尻水門)
- 営業時間:7:00~19:00(最新情報を確認して下さい。)
芦ノ湖スカイラインのメリットとデメリット
メリット
- 富士山が見られる箱根随一の絶景ドライブスポット
- 駿河湾や沼津市・夕日もキレイに見える静かなスポット
- 国道1号線の渋滞時の仙石原への迂回ルート
芦ノ湖スカイラインは場所が静岡県側の箱根外輪山にあるだけあってメリットも限られています。
しかし、人気の温泉地である箱根の中でも静かで雰囲気が全く違う場所ですから、ドライブや旅行に立ち寄られることをおすすめします。
デメリット
- 旅行の予定に組みにくい
芦ノ湖スカイラインは場所が悪いためやや旅行の中で使いにくいことが難点です。
仙石原から伊豆方面へ向かう際や伊豆から山梨方面や御殿場方面へ向かう人でないと使いにくいでしょう。
実際に行って欲しい見所
眺めの良い場所で休憩
このお店の裏側から登ってみたいと思います。
すすきが風に揺れて綺麗に見えます。
ここは関東より一足早く秋が訪れています。
ノアザミ、蛍袋、箱根菊、オミナエシなど。
様々な植物が見られます。
このように上に登る際には遊歩道が舗装されています。
この画像は南側(箱根から伊豆方面)を見たもので、遠くに薄く天城連山も見えます。
ここまで登ってきました。ちなみに正面の建物ではそばなどを食べられます。
この画像は南西側の景色で、遠くに沼津アルプス・駿河湾・大瀬崎が見えます。
午前中の天気が良い日だと静岡県の御前崎方面まで見られます。
眺めの良い場所で揺られるススキも、何だか嬉しそうです。
これが箱根駒ヶ岳です。
山頂に建物がありますが、これは箱根駒ヶ岳ロープウェイの駅です。
山頂には「箱根元宮(箱根神社元宮)」があります。
目の前には芦ノ湖が広がり、左から箱根駒ヶ岳・箱根二子山です。
箱根二子山は小田原や海老名、天気が良いと東名横浜町田付近の町田立体からも見られます。
特徴的な形をしているため、この付近にお住まいの方は冬は箱根方面を眺めるとすぐわかります。
ここからはこの展望台を下りて、御殿場方面へ向かいます。
三国峠展望台は富士山が絶景
芦ノ湖スカイラインには三国峠という場所があります。
ここは富士山が絶景の場所ですから立ち寄られるといいですよ。
富士山が近くて綺麗です。
手前には愛鷹山も見えます。
富士山の宝永噴火口があります。
模型もよくできてますね。
ちなみに富士山は昔から噴火を繰り返しています。
平安時代には富士山が噴火し、沼津〜御殿場〜足柄〜鎌倉のルートが灰で埋まってしまい、その後の鎌倉時代には湯坂路が使われたと言われています。
この湯坂路は国道1号線の小涌谷周辺から湯本付近にあり、高校時代にみなさんが聞いたことのある『十六夜日記』の作者の阿仏尼が京都から鎌倉へ行く際に利用してます。
宝永噴火口は江戸時代の噴火です。
そういった歴史の蓄積を考えると、富士山の噴火は東側で発生していることが多いのかと思います。
ちなみに同じく箱根から富士山が見られる場所には
があります。
三国峠展望台です。
また富士山と愛鷹山、時期が良ければ夕陽も見られます。
ここは芦ノ湖スカイラインにあり、富士見客が多いです。
みなカメラを持ってカシャカシャ撮影しています。
やはり日本人にとって富士山は大切な山であると言えるんですね。
宵の空が夕闇に包まれる頃に、富士山は別の姿を見せてくれます。
ススキの向こうには、沼津市が広がります。
静かに西風を浴びて揺れながら、一足早い秋の訪れを感じさせます。
時間も遅くなり、沼津市の夜景です。
この時間になると駿河湾と街の境がよくわかります。
芦ノ湖のムーンロード
これは芦ノ湖スカイラインだったか箱根スカイラインだったか忘れましたが、月明かりが芦ノ湖に道を作っている瞬間です。
海を月が照らすムーンロードは有名ですが、この日、この季節には偶然芦ノ湖のムーンロードを見ることができました。