熱海の高級旅館である「ふふ 熱海」に宿泊してきました。「ふふ 熱海」は伊豆を代表する高級旅館です。
源泉掛け流しの客室露天風呂付きで料理も個性的で美味しかったため、多くの人におすすめする旅館です。
【良かった点】
- 女性向けのヘアアイロンや巻くタイプのアイロンなども完備
- シャンプーなど備品も質が良い
- 料理のセルフ作業が少ない
- 料理は出汁が効いていて美味しい、非常に美味
- 料理に個性があり楽しめる
- 器が非常に綺麗(有田焼?)
- 他の旅館より布団が分厚くて寝やすい
- 冷蔵庫のビールが無料
【悪かった点】
- レストランの照明がやや暗い(調光が欲しい)
- 冷蔵庫のフリードリンクは種類は少ない
- 玄関の靴べらが短い
- お手洗いの手拭き紙は取りやすいものの、くっついてしまうためやや面倒
作成したYoutube動画です。ブログもしくはこちらでもどうぞ。
外観とエントランス
ふふ熱海は熱海の来宮駅から下った場所にあります。初川沿いに降りて行った先にあり、市街地から離れた静かな場所です。
ふふはカトープレジャーグループのブランド。他にも箱根、河口湖や日光、京都、奈良などにも展開されており、新しく軽井沢もオープン予定。
ふふ熱海は一番始めのブランドらしい。
ふふの意味は1つに女性が「ふふ」っと笑みが溢れるような喜びを感じられる旅館を目指すことと、もう1つは将棋の歩のように一歩一歩謙虚に進んでいく姿勢を意味しているようです。
こちらは新しくオープンした客室。今回は従来の客室に宿泊します。
敷地内を流れる初川。
早春の紅葉が青々としています。秋の紅葉の時期は綺麗でしょう。
送迎車が泊まっています。それではお邪魔します。
客室
*ロビーは割愛
通路を通って客室へ向かいます。
今回の客室は「本(はじめ)」客室です。ロビーから客室は一本の通路になっています。迷うことはありませんが、通路のデザインが似ているため客室を通り過ぎることはあります。笑
照明が綺麗で雰囲気が抜群です。暗すぎず、明るすぎずバランスが良いです。
今回の客室。最大3人まで宿泊できます。客室は1階と2階の客室があります。客室露天風呂のデザインや雰囲気が異なりますので、公式hpなどでデザインを確認されてご予約されると良いです。
ルームキーは2つ。
客室です。フローリングのリビングとソファー、ベッドルームです。
クローゼットやデスクもあります。客室の照明はやや暗くも感じましたが、それほど気になりません。ベッドルームは間接照明が多く、就寝時には調光することで快適に寝られます。
こちらは琉球畳と右手が洗面所とシャワー室。左手奥にはもう1つクローゼットがあります。
ソファーは硬すぎず、柔らかすぎずちょうど良い座り心地です。
ベッド周り
ベッドはツインベッド。硬さはやや硬い程度で寝ていても腰が痛くなることはありませんでした。日本人の体だと柔らかいベッドが合う人が多いですが、こちらのベッドはちょうど良い硬さをしています。
左右のライトは調光可能です。
こちらがベッド上部のスイッチ。細かく調光ができますので、就寝時に役立ちます。
ライトです。
アメニティなど
グラスです。
カップです。
冷蔵庫に無料の瓶ビールや有料のシャンパンがあります。こちらで飲まれる方がいるんでしょう。
洗面所、シャワー室
洗面所はテラスへ直結できる仕組みです。
床は大理石?です。
ダブルシンク。
アメニティも質が良いです。綿棒から色々と揃っています。
トラッシュボックス。
コットンセットや歯ブラシ。
ドライヤーです。スカルプモードなど様々な設定があります。
アメニティ。
ロクシタンのアメニティ。
こちらもアメニティ。
スキンケアでしょうか。
女性のヘアアイロンだと思います。
こちらも女性のヘアアイロンかと。
次はシャワールーム。お湯は真水だと思います。
オーバーヘッドシャワーはなし。
こちらから外へ出られます。
客室露天風呂(源泉掛け流し)
客室露天風呂です。
客室側やシャワー質側の両方から行くことができます。
客室露天風呂のテラスの正面は竹林です。他の客室は違うデザインになっていると思います。
筍が生えてました。笑
テラスには椅子もあり、温泉上がりにビールを飲んでくつろげます。
客室露天風呂は大人1人なら足を伸ばすには十分。大人なら最大6人ほど同時に入れそうです。笑
向こう側のスクリーンはテレビで地上波などが見られます。
温泉は無色透明で硫黄臭は無し。温泉の匂いが気になる人でも大丈夫。濁りもなし。お湯はポカポカと温まり保温性があります。
源泉が60度と高温なので加水をします。源泉を出しっぱなしにすると結構熱い。
源泉掛け流しで加水加温ができます。こちらの蓋を取ると…
加水加温ができます。温泉の方はしばらく出していると、蛇口が熱くなります。
水・温泉の両方を止めることもできますし、両方出すこともできます。(片方もできます)
こちらは湯かきです。
ふふ 熱海の夕食
夕食です。会場は半個室と個室がありました。鉄板焼きのプランもありますが、今回は日本食。
食事どころはやや暗いです。
外には紅葉がライトアップされています。
今回の食事です。
季節でメニューが異なります。
- 前菜:新たまネギの茶碗蒸し/ホタルイカのマリネ/桜エビとホワイトセロリの生海苔浸し/鯛の子と花山葵/水雲酢/鮪スティック
- お椀:碓井豆仕立て
- 造り:桜鯛、カツオ、ホッキガイ
- 強肴:鰆と春野菜の小鍋
- 焼き物:黒毛和牛のグリル
- 食事:桜鱒のふき味噌釜焚きご飯
- 香の物など
夕食の前菜です。
こちらは有田焼だと思います。ロビーに展示販売がありますが、綺麗です。
お椀です。碓氷豆のホタテ真丈。ホタテの香りが強く、食感は柔らかい。主張の薄い枝豆のような癖のないスープで非常に美味しいです。
お造りです。
カツオは臭みがなく、表面が日を通してあるような印象。カツオやアジ、鯖などに多い臭みは全くない。
ホッキガイは柔らかい。臭みもなし。
桜鯛は歯応えが強く、美味しい。白ポン酢で食べると大変美味。
鰆と春野菜の小鍋。筍やわかめが入っており、カツオか昆布のような出汁がしっかりとしています。ふふの料理は全体的に出汁が完璧で、非常に美味しいです。
鰆も柔らかく、質が良いです。
黒毛和牛です。こちらは非常に柔らかく食べやすい。程よく脂が乗っており、お年寄りでも噛みきれます。
ホワイトアスパラも筋がなく、柔らかいです。
桜鱒のご飯。こちらは桜鱒が柔らかく、脂が乗っており、美味しいです。ご飯はほんのりと出汁の香りが漂い、蕗味噌と桜鱒で一緒に食べると絶品です。残った分で夜食のおにぎりを頼みました。
香の物と赤だし。
赤だしも美味しいです。
香の物。
ご飯です。
水菓子です。桜の葉っぱを揚げたものにグラニュー糖が乗っています。その下には抹茶アイスがあり、抹茶アイスは味が濃くて非常に美味しいです。
下にはこし餡やイチゴソースなどが入っており美味しかった。
ふふ熱海の料理は全体的に春の季節を感じられる「鱒・鯛・桜えび・筍・ホワイトアスパラ・いちご・ふき」など旬の食材が使用されていました。出汁が非常にしっかりしており、料理はそれぞれ個性がありますが、食事を終えると満足度が高い料理です。
やや個性的・創意工夫のある料理ですので、懐石料理の王道ではありませんが、知的好奇心を刺激されるような楽しみや有田焼の美しさが際立って、食事の時間を優雅にしてくれます。
夜の通路です。紅葉などがライトアップされてます。
客室までは一本道なので迷うことはないでしょう笑
夜の客室露天風呂
夜の客室露天風呂です。タイトルで何か期待された方がいるでしょうが、何もないです笑
まず湯かきでかき混ぜて温度下げます。
これが湯かき。
温泉は止めることも可能です。
夜はライトアップされた竹林を見ながらの露天風呂です。
ちょっと椅子に座っては温泉を楽しみます。
朝の客室露天風呂
おはようございます。朝の露天風呂です。
まず湯かきです笑
温泉に浸かるとこんな目線です。
温泉に疲れて、こちらに座ると
このように竹林が見えます。
ふふ 熱海の朝食
朝食です。今回は個室でした。
和食を選択しました。朝食には和食と洋食があります。
こちらはサラダです。ドレッシングが酸味がなく、爽やかで美味しい。売店にあったと思うので購入すれば良かったです。
ほうじ茶とオレンジジュース。
こちらがドレッシング。
サラダです。ブロッコリーも柔らかい。
ご飯とけんちん汁。けんちん汁は出汁がしっかりとしています。
ご飯です。よそってくれます。
こちらも鰹か昆布の出汁がしっかりとしてます。
筍の土佐煮や漬物、たらこなどです。どれも美味しい。
マグロの山掛けです。
おひたしです。入っているのは桜えびかと思います。
だし巻き卵です。卵の密度が濃く、食感が非常に美味しいです。
アジの開きです。柔らかく、焼き具合も丁度良いです。
ベーコンです。
器が全体的に綺麗でした。
飲み物とデザートです。飲み物はコーヒーや紅茶などが選べます。
ジュレのようなゼリーが入っています。
朝食も出汁がしっかりと出ており美味しいです。けんちん汁は珍しいと思いました。
感想まとめ
客室露天風呂や料理のレベル、部屋の居住性から見ると1人3.5万円は安いかと思います。
料理は個性的で工夫があり個性的ですが、味が良く満足感があります。食材を1つ1つ見ると、旬の食材が各メニューに利用されており、季節感を重視されていることも感じられました。器の美しさからも季節を感じられ、知的にも楽しめる宿だと思います。
ただ客室からの眺望は望めませんので海が見たい人にはおすすめ出来ません。
この投稿をInstagramで見る
今回宿泊したのは「ふふ 熱海」さん。
源泉掛け流しの客室露天風呂付きで、客室は広かったので
くつろぐことができました。
料理は出汁がきいており、個性ある魅力的なメニューが多かったです。
家族旅行や夫婦旅行にもおすすめできます。宿泊記:https://t.co/E53mdp16yT#ふふ熱海 #宿泊記 pic.twitter.com/HWZKFElg9O
— けいブログ (@BlogKeikei) May 9, 2023