若者が読書離れをした本当の理由

最近は若者の○○離れという言葉が流行っている。私も20代だから若者の一人だが、○○離れの原因が全て金銭や若者の価値観に起因するものではない。ちなみに現在どれくらい若者達が現世から離れているのかを以下に表してみると、

  • 若者の車離れ
  • 若者の外出離れ
  • 若者の結婚離れ
  • 若者の酒離れ
  • 若者の…..

とキリがない。これらの一部はマスコミが作った虚構でもあるが、今回はその1つである「読書離れ」の理由を説明する。

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本屋に肝腎のバイブルがない

人が情報を知りたい時は「知」にアクセスする。それは歴史を見ればわかるように、先人に話を聞くことや昔からの言い伝え、書物、石盤、歌、物語などから情報を得てきている。本も間違いなく情報得るための媒体、その1つである。

しかし、現在の書物から得られる情報が少なくなっている。

「売るためだけに出版された本」いわば、著者が売りたい本しかない。つまり、本屋が「読者が知を身につけるための本を探す場所」というよりも、「商売のための展示スペース」になっている。

情報は砂金を取るようなもので、ゴミをかき分けた中に本当に必要な情報が見つかることがある。間違いではないが、これでは読者が求める情報を得ることは難しい。

だから、速読が流行るようになる。みな重要なページ、箇所だけを見るようになっている。

私も本は非常に重要な情報源だと思っている。webよりも本来は情報が深いからだ。

最近は誰でもまずはインターネットで情報を探す。webは情報へのアクセスがしやすい、情報が探しやすいという特徴がある。しかし、webでは百科事典で読めるような内容や専門家が書いたような情報は少ない。むしろ、物事の表層を撫でたような情報しか掲載されていない。

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売られている本のほとんどが表層のできごとで本質ではない

どっかの社長のストーリー話、よくあるハウツー本などが多い。これらも役に立たないわけではないのだが、読者としては地球のどこかで起きた出来事くらいの認識しか無い。

古典の仏法説話や十訓抄のように教訓を教えてくれる書物がある。これらは個々のできごとを紹介した上で「核心に触れる情報」を提供してくれる。どこで○○なことがあった、その結果こうなったから、人とは○○なものだ。といった具合に、派生した出来事から物事の本質に触れている。

こういった本はいつでも売れている。今でも経営についてはドラッカーのマネジメントやコトラーのマーケティングのように「いつの時代もバイブルになるもの」はなくならない。それどころか現代でも重宝されている。

人は本質が欲しいのである。つまり、核のもっとも大事な部分が知りたい。しかし、今の本にはそれがない。

本屋へ行くと、流行本が入り口に山積みになっている。きっと本屋も売上げが良いから売れるのであるが、それでは結局犠牲になっているのは読者だ。

流行本を読みたいこともあるが、ネットには無い本にしかないような重要な情報を読者は本当は欲しがっている。

 

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