『知らないこと』は『存在しないこと』ではない。

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『知らないこと』は『存在しないこと』というわけではない。

知らないことは存在しないことではない

『人は知らないことを存在しないものと思う生き物である』

どっかの格言にありそうな言葉だ。きっとかつての偉人は同じことを言っていただろう。

どういうことかと言えば、人は知らない物を考えることはできない生き物だということだ。

言い換えれば、「物事を認知をするには「言葉」が必要」とも言える。

 

わかりやすい例では、Googleの検索が良い例である。

例えば、自分が作ったwebサイトが検索しても表示されないとき、検索欄に「google 表示 されない」と打ち込むだろう。そして、調べて行くうちに「seo」という言葉を知ってそこで初めてその言葉を使ってseoと検索することができる。

 

 

誰でも知らないことを考えることはできないが、知らないことが存在しないということではないことは覚えておかないといけない。

ロウニンアジという魚を見たことが無いからと言ってロウニンアジがいないわけではない。ウッカリカサゴという魚を知らないからといって、ウッカリカサゴが海にいないわけではない。あなたがその言葉を知らないこの時も、実はこれらの魚はすでに海の中に存在している。

これが理解するには難しくて、一般的に「俺は宇宙人を見たことはないから宇宙人はいない」と思い込んでしまうことがある。

 

『知らない=存在しないこと』ではなく、『知っている=少なくとも今の自分が知っていること』ということが正しい。

たとえば、魚好きの男が「俺が今まで食べた魚で1番上手かったのは八角だ、だから八角がこの世で1番上手い!」と言った場合は間違いである。

正確には「俺が今まで食べた魚で1番上手かったのは八角だ、だから今現在ではこの世で八角が1番上手いと思うが、食べたことのない魚を食べたらそれが1番かも知れない!」と言わないといけない。

 

本当に違う魚を食べた時に、それが1番上手いと思うこともある。そうなると、最初の表現が間違いだとわかる。言い切るか、言い切らないかの問題ではなく、知らないことを存在しないこととして扱ったことが間違いである。

 

自分が知らないことは考えることができないとは、つまり1984のニュースピークのようなものだ。

言語は「思考」と密接な関係があり、人はその言葉を知って初めて認知することができる。

その言葉を知らないからと言って「存在しない」わけではないのである。

 

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