SEは「名前」で呼ばれない。「委託さん・派遣さん」と呼ばれる

これからシステムエンジニアになる方には知って欲しいのですが、一部の企業ではシステムエンジニアは名前で呼ばれません。(笑)

「委託さん・派遣さん」などと呼ばれます。

私もそう呼ばれていました。(笑)

 

システムエンジニアには、自社で開発するエンジニアや特定派遣といって他社の開発現場や保守現場に派遣するエンジニアなどがいます。

「委託さん・派遣さん」などと呼ばれるのは、後者の他社の現場で働くシステムエンジニアですね。

雇用元の企業では正社員で採用されて、他社の案件があって現場に行くという仕事です。

もちろんSEは他の職種よりも給与は高めですし、この他社の現場に行くという仕事も案件によっては非常に楽なことも多いです。

しかし、他社で仕事をするということから、「一体感が生まれない」「どうしても他社の人間」という意識はなくなりません。

そのおかげで丁寧に扱われることもあれば、疎外感を味わうこともあるでしょう。実際私も感じたことはあります。

 

そんな中でもある現場で名前で呼ばれないということがありました。

「名前が気に入っているから名前で呼んで欲しい」というわけではありません。

ここはなぜ名前で呼ばれないのかを考えてみたいと思います。

 

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なぜ、そういった名前で呼ばれるのか?

この業界は特に人の交流が多く、現場に色々な企業から社員が集まる業界で、以前私がいたある現場なんて、1フロアに5社くらいは居たと思います。

とても広く「ヤッホー」といえば、木霊して帰ってきそうなくらいの広さです(笑)

 

IT業界は自社でエンジニアを確保している企業もありますが、IT企業でない企業(例えば、製造業や小売業や金融など)では、他社のエンジニアを派遣してもらっていますから、必然的に人の入れ替わりが激しいわけです。

ですから、本社の人間を見つける方が大変なこともあります。(笑) 見ただけでは、本社のシステム部の人間が誰なのか一般の方ではまずわからないでしょう。

 

そういった業界なので、「派遣さん・委託さん」という言葉が生まれます。

特に大きな企業ほど、契約がしっかりとしているので任せる仕事の線引きがきっちりされています。

「派遣の人にはここまでの仕事」「委託さんの労働はここまで」といった具合に自社で基準があるわけで、それ以上のものは求めません。(基本的には笑)

入れ替わりも激しいので、契約や仕事内容を明確にしないと管理もできない。

それで「派遣さん・委託さん」という言葉が生まれたのでは?と考えています。

 

名前で管理・認識するとスマート(賢い)じゃないわけです。

「名前」と「派遣か否か」をいちいち頭の中で結びつけると、作業が1つ多くなります。

「作業内容ここからここまで=派遣の仕事=派遣の契約は=◯◯さん」という考え方よりも、

「作業内容ここからここまで=派遣の仕事=派遣さん」という方が思考が早いのではと思います。

それにこういった契約の場合は1年や数年で契約が切れて、派遣さんは別の案件の現場に行きますからね。

パソコンと同じで、人間も頭や体にメモリやストレージがあります。

出来るだけ、余分な情報は排除したい。

そういったことも「派遣さん・委託さん」と呼ばれた原因かもしれません。

これはIT業界ならではの進化なのかもしれないとも冗談ながら思っています。

 

 

もちろん、全てではないのですが、こういった企業が中にはあることも頭に入れておくとこれからSEになる学生の方は免疫が付くと思います。

まあ、今はこういった企業はないと思いますが。

 

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