「自分の息子は絶対にこの業界(SE)に入れない」と言ってたIT営業マンの話

昔、SE(システムエンジニア)の端くれだった時のこと、IT営業マンの人と知り合い少し話をする機会があった。

その営業マンは簡単にいうとSEの特定派遣の営業マンで、システムエンジニアに案件を紹介することが仕事です。

その営業マンとIT系の仕事になった時に少し気になる話がありました。それは

「自分の息子は絶対にこの業界(SE)に入れない」と言ったこと。

 

これはシステムエンジニアの私にとって頷けることでもあり、残念なことでもありました。

なぜこの営業マンがこんなことを言ったかと言えば、システムエンジニアの労働環境はあまり良くないわけです。

そんな業界に自分の息子は入れたくないのでしょう。

もっと話を聞くと息子さんはIT系に志望しているようです。(笑)

 

実際にシステムエンジニアとして働いていた身としては、良い職場もあり悪い職場もありました。

これはどんな仕事の職場でも同じだと思います。

しかし、システムエンジニアの最大の問題は、中抜きをされる構造があるため、システムエンジニアは損をして給与が安いという特徴があります。

言い換えれば、労働者をきつい仕事や給料の高い仕事にぶち込むと会社は儲かるということです。

 

特に特定派遣は自社(自分が所属している企業)から中抜きをされます。

この中抜きのことをマージン率などと呼ばれており、例えばマージン率が30%ならば100万円から30万円を抜いて70万円を支払っている計算になります。

このマージン率には会社の利益だけでなく福利厚生や研修費なども含まれているため、マージン率が高いからと言って必ずしも全て抜いているぼったくり企業とも言えません。

福利厚生や研修をしっかりとやっている企業もマージン率は高くなることがあるわけです。

 

大体ですが、そのマージン率は30%が平均というデータもあります。

これは会社の平均なので個人のデータではありません。

では、大体どのくらい取られているのか?

一般的なエンジニアはこの単価について聞かされていないのではないかと思います。

 

ちょっと裏話:SEはどれくらい取られているか?

私が以前ある案件の求人表を目にしたことがあります。

その時は簡単な案件で単価が50万円/月とありました。

当時の給料が20万円だったので、マージン率が60%ということになります。(笑)

「こんなに取られるんだ」と思ったのが正直なところです。

幸いその案件には行かなくなりましたが…

 

これを考えればIT営業マンが「自分の息子はこの業界に入れない」と言っていたのがよくわかります。

そして、その営業マンは他にも「息子を人売りにはしたくない」と言っていました。(笑)

自分は人を売っているが、自分の息子なら話は別だということでしょう。

 

私は少しこの業界にいましたが、何とも不思議な業界だと思います。

 

 

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