私が大学生の頃から思っていたが『日本の就活はやはりおかしい』

 

今、このブログを読んでくれている大学生の代弁をする。

やはり日本の就活はおかしい。私の頃からそうだったが特に就活は異常だ。

「自由な服装で来て下さい」と言われ訪問すればスーツを着た就活生ばかりであったり、

「今日はノー残業デーです」と夜の8時に社員との交流会を行なうベンチャー企業の社員がいたりと明らかにおかしな事になっている。

 

わざわざ説明会に足を運ぶ異常な非効率

まず会社説明会がおかしい。会社説明会全体的に言えることだが、足を運ばずに事足りる内容であることが多い。

確かに社内の見学や面接などの選考なら実際に足を運ぶ理由がわかるが、人事が企業の理念を読み上げたり就活用に創った動画を上映したりするために足を運ぶのは労力がかかる。

また実際に大学生の頃に就活した身の私から言えば、説明会で会社の事業内容が充分なだけわかることは少ない。

特に地方の大学生は交通費をかけて、限られた就活の期間で就職活動を行なう。

都内も広いため地下鉄やタクシーを使ったりと費用も時間もかかる。

そんな就活の中で「この説明会はわざわざ足を運ぶ必要があるのか」と思ってしまった。

まず企業秘密のようなことを不特定多数の就活生の前で説明する企業もあるわけがないのだから、説明会くらいネット動画を使えばいい。

就活生の前で言える内容は同業他社に聞かれても困らない内容であるからだ。

本音と建前の茶番:受かったかどうかもわからない面接

就活の面接は転職の面接とはやや違い「結果がその場でわからない」ようになっている。

社会人での転職活動ではもう少し「手応え」がわかりやすいのだが、新卒の一括採用はわかりにくい。

社会人の転職の場合だとその場で「内定を貰えたと受け取れる言葉」を貰える事がある。

だが、学生ではそういった言葉(その場で合否がわかる言葉)はもらいにくい。

これは転職と違い、学生の場合は新卒学生と社会人という構図があるため形式を大事にしすぎているのかもしれない。

 

どちらにせよ新卒の就活は合否がすぐにわからず、3,4日経ってから送信されるメールを見るまで結果がわからない。

題名を見ても結果がわからないような「選考結果に関しまして」という題名が多いこともまた苛立たせるわけだ。

このメールを開くという行動もお祈りメールが重なってくると気が重くなってくる。

実際にお祈りを喰らうと、「なんで落ちたんだろう」とわからないことを考えてしまう就活生も多いだろう。

 

「手書きの履歴書が大事!」という企業のお祈りメールの一括送信

私の就活で遭遇した最も衝撃的なことは「履歴書は手書き」と言っていた企業に「一括送信でのお祈りメールをもらった」ことだ。

手書きを求める企業が就活生にメールという機械的な対応しかしていない点だ。

確かに企業は何百、何千という就活生を相手にしている。

しかし、就活生も一定の時間の中で内定を得るために貴重な時間を手書きの履歴書にあてて書いている。

そう考えればせめて気持ちくらい考えてもらいたいものだ。

実際に何時間もかけて手書きで書いている大学生もいることだろう。(手書きは夜中に書くと誤字脱字をしやすいため時間がかかる。)

 

私は大学生の就活の頃に「illustrater」で作った履歴書を志望した企業へ提出していた。

「illustrater」とはパソコンソフトのことで美術系の学生なら知っているだろう。

もしかすると今の就活生は「履歴書は手書きか印刷か」で悩むかもしれない。

私の経験ではIT企業やWEB系・ベンチャー企業では意外と印刷でOKが多い。

 

「手書きの文字を見て人間性を判断する」とでも言いたいならば、筆記試験で作文でも書かせれば良い。

「履歴書は手書き!」と考えるような企業ならば、お祈りメールも「封筒に手書きの書類を入れて郵送」で送るべきだろう。

商売の犠牲になる:リクルートスーツや謎の作法

また就活そのものが『商売』になっていることだ。

就活を助けるための商売ではなく、就活の骨の随までしゃぶりつくすような商売になってきている。

就活サイトが企業を紹介するところまでは良かったのだが、理由のわからないビジネスマナーが出てきたり、就活時しか着ないようなリクルートスーツが誕生したり、就活のために滝に打たれるといったように「就職活動」の本質から逸れた本末転倒なことばかりが横行している。

就活以外にもクリスマスやバレンタインデー、最近ではハロウィンなども同じだが、商売のための行事になりさがっている。

1番大事な「学生の就職活動」という側面は無視されている。

 

 

また何よりのおかしさは「昔からおかしい」と思っている人がこれだけ多いのに何も就活が変わらないことだ。

毎年毎年同じ事を繰り返している。

日本では自分から何かを変えるということがなく、外圧がないと変化を起こす事が少ない。

就活も大部分では現在でも変わらず、相変わらずリクルートスーツを着た学生が就活している。

 

就活生だけでなく、企業さえも疲弊するような就職活動はいい加減変えたらどうなんだ。

 

コメント